吉本とAKBの成功方程式(3)型重視。成功するフォーマットを共有・発展

吉本とAKBの成功方程式(3)型重視。成功するフォーマットを共有・発展

世界の行政改革と日本

成功フォーマットの共有

AKB48とヨシモト、共通点の三つ目は
成功フォーマットをメンバーで共有する
ということだ。

 

たとえば吉本では、誰かがギャグを言ったり、
逆に肩透かしをしたりすると、
全員でコケるのが「お約束」だ。

 

他人のギャグや肩透かしでみんながこけて、
自分のギャグや肩透かしにみんながこける。

 

これは全員でやらないと面白くないから、
素人が飲み会の席でギャグを言っても白けてしまう。

 

「なんやそれ!」
「やらんのかい!」

 

こういうツッコミがあってこそ、笑いが起こり、
その笑いがまた次の笑いにつながるわけだ。

 

それが分かっている芸人達は全員で笑いを取りに行き、
また他人のギャグのアシストをする。

 

逆にそれが分かってない芸人は、
自分だけ笑いを取ろうとして
場の雰囲気から浮いて、人気もなくなっていく。

 

笑いの成功フォーマットがありながら、
それをやらなかったり、それに参加しないのであれば、
笑いを潰すわけだから、当然舞台から降ろされる。

 

一発屋芸人が消えていくのには、
実はこういう成功フォーマットに、
上手く絡めないと言う事情がある。

 

「ゲッツ!」「ルネッサーンス!」「ヒロシです…」

 

演芸としては成り立つが、流れの中に入れることができないギャグ。

 

いや、入れようと思っていないから、一発屋になってしまうわけだ。



アイドルとは何か、公演曲で学ぶ

芸人の場合、笑いが起きるパターンには限りがあるし
テレビやラジオで公開するモノなので、
成功フォーマットは誰でも共有できる。

 

いわば素人でも真似できるというのが
笑いの成功フォーマットである。

 

しかしアイドルの場合は、
成功フォーマットを共有するのは難しい。

 

そう言う意味では、AKBのシステムというのは、
思った以上に凄いシステムかも知れない。

 

というのもAKBグループの場合、
研究生というのはまず、古い公演の再演や代役から入る。

 

たとえばAKB48の場合は、
16人ずつ4つのチーム(A・K・B・4)に分かれているが、
2番目にできたチームK以降は、
全て他のチームのやった公演の再演からスタートしている。

 

これはSKEでもNMBでもHKTでも同じで、
全てAKB(あるいはSKE)でやった公演を再演し、そこから色々学ぶ。

 

またAKB本体のヒット曲は、
全員が覚えて踊れるように練習する。

 

こうやって「AKBの型」を学ぶわけである。

 

というのも数百曲もあるという公演曲には、
全てに衣装と振り付けがあり、様々なアピールポイントがある。

 

それをコピーして練習することで、
アイドルとしての成功フォーマットを
共有し、受け取るわけだ。

 

1から独りよがりで成功フォーマットを模索するのではなく、
既に成功しているフォーマットを受け継ぎ、共有し、
そこから自分なりの成功フォーマットを見つけていくわけだ。

 

NEXT:吉本とAKBの成功方程式(4)地方の力を知っている


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