吉本とAKBの成功方程式(2)現場主義。とにかく現場でトライアンドエラー

吉本とAKBの成功方程式(2)現場主義。とにかく現場でトライアンドエラー

世界の行政改革と日本

とにかくまず実戦。

AKBと吉本、二つ目の共通点は「とにかく舞台に立たせ、経験を積ませる」ということだ。

 

吉本の場合は各地に若手用の劇場を作り、そこでお客さんの前に立ってネタを披露したり、トークさせたりする。

 

東京や大阪では専用劇場を借りているし、地方では毎週どこかでイベントを行っている。

 

名古屋のSKE48が本拠にしている、SUNSHINE SAKAEの劇場も、実は名古屋吉本の若手の劇場と兼用だった。

 

ただしそういう若手育成用の劇場に出場するには、それなりの人気や努力も必要で、レベルや人気に応じて出演スケジュールが組まれる。

 

つまり養成所にいるときからチャンスは与えられるのだが、与えられるチャンスは少なく、最初はお客さんが少ない時間帯で演芸披露しなければならない

 

そこから随時昇格したり降格したりを繰り返して、受けを取ったり人気が出れば、少しずつ昇格してお客さんの多い時間帯の舞台を踏めるようになっていく。

 

たとえば大阪の若手専用劇場である『5upよしもと』劇場では、常時出演できる「ゼロメンバー」を目指して、お客さんの前で、毎日何らかのバトルが行われている。

 

2012年現在では、ゼロ、ファースト、セカンド、サードというランクがあり、それぞれ10組程度のタレントが所属する。

 

若手タレントはまずサード・ランクのメンバー入りを目指し、そこから上位ランクを目指して努力を続けるわけである。

 



答えが出るのが正しい方法

一方、AKB48の場合は、オーディションに合格すると、約3ヶ月のレッスンの後、劇場にデビューすることになる。

 

劇場デビューと言っても、新しい研究生みんなで一斉にデビューする場合もあるし、他のメンバーの代役としてデビューする場合もある。

 

ただ劇場と言っても、200席前後の小劇場で、ステージもさほど広いわけではない。

 

なので出演できるのも毎回16人だけである。

 

だから毎日のように公演を行っていても、劇場に出れるメンバーというのは限られていて、メンバーの「空き」がないと、出演できない。

 

なので研究生にとっては『研究生公演』と、人気メンバーが他の仕事で出演できなくなって代わりに出演する代役(アンダー・スタディ)がチャンスだ。

 

他にもCD発売イベントの握手会やミニイベントなど、ファンの前に立ってパフォーマンスを披露する機会もあるが、研究生の場合、正規メンバーの代役(アンダー)として舞台に立たされ、色んなパートを担当させて、とにかく経験を積ませられる。

 

また公演案内のアナウンス(影アナ)などもメンバーが交代で担当し、公演を盛り上げるためのアナウンスにも挑戦させられる。

 

そうやってお客さんの前で色々やってみて、アイドルとしてのやり方を模索するわけである。

 

NEXT:吉本とAKBの成功方程式(3)成功するフォーマットを共有している


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