人口減少社会では、公共施設は作らなくても既にあるから作らなくても良い

人口減少社会では、公共施設は作らなくても既にあるから作らなくても良い

日本が20年前にやらねばならなかった事。

人口減は公共投資の必要性を大きく減らす

経済発展の大きな要因の一つは、
人口が増えることだ。

 

人口が増えると消費が増える。
消費が増えると生産が増えて、
それによって経済が発展する。

 

特に40代人口が増える自由経済国は、
経済が自動的に発展しやすい。

 

韓国や台湾、インドネシアなど
新興国の経済発展が5%だとか10%等という
脅威の経済成長を続けているのは
簡単に言うと人口増加のせいである。

 

人口が増えずに5%以上の経済成長を続けるのは難しい。

 

かつて日本が高度経済成長を続けていた時も、
日本の人口は大きく増えていたし、
今の中国やインドネシアも人口が増えている。

 

こういう場合、道路や港湾などの公共投資も必要だが、
税収の伸びで賄えるはず。

 

ところが人口が増えなくなると、
人口増による経済成長は望めない。

 

人口が増えないのだから、消費も増えない。

 

消費が増えないからモノあまりになって、
値下げ競争が始まってデフレになってしまう。

 

そしてもう一つ大きな問題が、
公共投資の必要がほとんどなくなることだ。

 

人口が増えつづけている局面では社会的インフラも足りないので、
学校や病院、道路などの公共投資も必要になるが、
人口が減ると学校は廃校になるし、病院も潰れる。

 

高度経済発展中に雨後の竹の子のように出来た学校も、
子供の数が減ったせいで廃校になる。

 

何を隠そう私が卒業した小学校も、
統廃合によって21世紀になる前に、既に廃校になっている。



都会のど真ん中の小学校が廃校になる時代

人口減少が始まると、
都会のど真ん中の学校でも廃校になる。

 

私が卒業した兵庫県西宮市立の小学校も、すでにない。

 

昭和44年(1969年)に出来て、
平成9年(1997年)に統廃合されて廃校。
跡地にはもう学校はない。

 

ド田舎の過疎地域の学校ならともかく、
阪神工業地帯の真ん中の
団地にあった学校が廃校になるのだから、
廃校のニュースを聞いたときは、
かなりビックリしたことを記憶している。

 

都市部の小学校の廃校は、当時はまだ物珍しかったのだが、
今や都会の真ん中の学校の廃校は普通だ。

 

たとえば京都の烏丸通御池にある京都国際マンガミュージアムは、
廃校になった龍池小学校の跡地にある。

 

お笑いの吉本興業が東京本社兼養成所として借りているのも、
廃校になった新宿四谷第五小学校だ。

 

どちらもにぎやかな商業地のすぐ近くの小学校で、
交通の便も良いし、住んでいる人口も多いのにである。

 

これが何を意味するかというと、

  • 小学校→子供が減ったので作る必要がない
  • 博物館や事務所の建物→小学校の跡地があるので作る必要がない
  • 道路→既にあるので新しく作る必要がない

ということである。

 

人口が減ると、公共設備もどんどん利用されなくなり余ってくる。
それだけでなく、新しい設備も建設されなくなってしまうのだ。

 

いわば人口減による逆波及効果ということで、
今や日本全国が過疎の町と化しているわけだ。

 

こんな状態で今までの景気刺激策が通用しないのは当たり前だ。

 

 

NEXT:人口も減り、ハングリー精神もなくなった日本では、経済成長は無理?


スポンサードリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加

人口減少社会では、公共施設は作らなくても既にあるから作らなくても良い関連ページ

日本を立て直すために必要なことは、行政改革と経済成長の二つ
経済成長に必要な2つの要素は人口増加と有効投資
イギリスの産業革命は、農業革命による人口爆発があってこそ起こった
貴族や紳士の真似をしたい!キャラコの大ヒットが産業革命を生んだ
40代人口が増えると経済は発展する。40代人口が減ると不景気になる。
人口も減り、ハングリー精神もなくなった日本では、経済成長は無理?
AKB前田敦子が免許を取るだけの番組に、TOYOTAがお金を出す理由
実質GDPは増えている。給料は増えないが、買えるモノは増えている。
AKB48にヒントあり?ハングリーでなくても、かなえたい夢はあるはず。
名古屋発SKE48の成功が意味するもの。地方でもできる!
NMB48はなぜいきなり売れた?吉本興業の情熱と、地域パワーが結実
ヨシモトに学べ。日本復活とジャパニーズ・ドリームの鍵はヨシモトにあり
ビジネスは人が肝心。建物を建ててもタレントがいないと始まらない。
新しい時代には、新しい人間の活躍が不可欠
学校なんかで、お笑いを教えて、上手く行くはずがないとみんな思ってた
何も教えてくれない学校なのに、なぜか人気者が続々誕生し始めた。
ローカル戦略と競合他社との共同戦線で、お笑い業界のパイを拡げる
「お約束」という成功フォーマットの共有が、新しい笑いを切り拓いた。
事務所の垣根を越えて、他のメンバーを引き立て合うのが今の時代。
吉本とAKBの成功方程式(1)やる気第一。やりたい人間を集めて鍛える
吉本とAKBの成功方程式(2)現場主義。とにかく現場でトライアンドエラー
吉本とAKBの成功方程式(3)型重視。成功するフォーマットを共有・発展
吉本とAKBの成功方程式(4)マスカスタマイズ。地方の力で全国展開