フィンランドの初等教育 小学校入学時にまず子供の発達度を確かめる

フィンランドの初等教育 小学校入学時にまず子供の発達度を確かめる

世界の行政改革と日本

フィンランドの初等教育・プリスクールとは

フィンランドの初等教育(小学校)は、7歳の8月から始まる。

 

が、その前に6歳でまずプリスクールに行く。

 

プリスクールとは小学校の準備段階で、子供が学校に通うための準備期間だ。

 

プリスクールが設置されるのは、保育所または小学校の中で、小学校に通う予定の子供はまずここで学校生活に慣れさせるという仕組みである。

 

日本で言えば幼稚園と言うことになるわけだが、フィンランドでは両親が共働きなのが普通で、保育所→プリスクール→小学校という風に子供の過ごす場所が移っていく。

 

因みにフィンランドでは3歳までの保育料は無料。

 

4歳以上になると保育料が発生するが、収入水準によって料金が異なる仕組みだ。

 

また子供手当も支給されて、さすがは消費税23%の国。

 

これが高負担・高福祉ということらしい。

 

なお日本では保育施設が足りないと問題になっているが、フィンランドでは保育場所が足りなくなれば近隣の小学校や中学校から空いている教室を借りるので待機児童問題はないという。

 

また保育士資格があれば、自宅で最大4人まで保育しても良いことになっており、自分の子供を育てながら他人の子供を預かる形でも、保育が可能である。

 

(保育料は地方自治体から出る)プリスクールでは、子供を学校に慣れさせるために、小学校1〜2年生と合同で体育などの授業も行われる。

 

ただし7歳の8月になっても、学校に馴染めそうに無ければ、小学校入学は1年遅らせることができる。

 

これは親と保育所やプリスクールの担当者と小学校の教師で相談して決める。

 

要するにフィンランドでは、小学校に入れる時点でまず、学校に付いていけるかどうかを検査するわけである

 

そしてプリスクールでは子供一人一人のファイルを作っていて、小学校進学時に、それを小学校に引き渡す。

 

中身は子供の観察記録や思い出、写真などらしい。

 



小学1〜2年生の授業は4割近く国語

プリスクールは小学校に通う準備段階で、子供が小学校に馴染めるかどうかを確かめる。

 

子供が学校に馴染めそうに無ければ、入学を1年間見合わせる。

 

そして小学校に入学して5〜6週間は、「スムーズ・スタート」期間として、生徒の様子や特性を観察する期間が設けられる。

 

プリスクールから受け継いだファイルや、保護者との面談を通して、生徒1人1人の特徴や注意事項などの情報を収集する。

 

小学1年生は1日4時間の授業だが、1クラスを2つに分けて、登下校の時間をずらして授業を行ったりする。

 

たとえば8時登校・12時下校、10時登校・2時下校と言う風に。

 

こうすると同じ授業を2回やらねばならないが、半分に分けることで生徒1人1人の様子を、より詳しく観察することが可能になるという。

 

そして小学校低学年では、母国語であるフィンランド語教育に3分の1以上の時間をかける

 

小学校低学年の場合、学級担任がほとんど全ての授業を受け持つ。

 

なので科目ごとの最低時間数を満たせば、教師の裁量で特定の科目の学習時間を増やすことができる。

 

さらに読解力のレベルに合わせてクラスを3つのグループに分け、それぞれに別の課題を与えて教えるというようなことが行われる。

 

基礎学力が不足しているグループには、基本的な課題を与え、できるグループには少し難しい課題や追加の課題も与える。

 

できない子供にはしっかり基礎学力を付けさせ、できる子供は退屈しないように工夫される

 

日本のように中くらいの生徒に合わせるのではなく、3つくらいなら同時に対応しようと言うことらしい。

 

NEXT:フィンランドでは小学3年生から英語、中学からは第2外国語を学ぶ


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