吉本とAKBの成功方程式(4)マスカスタマイズ。地方の力で全国展開

吉本とAKBの成功方程式(4)マスカスタマイズ。地方の力で全国展開

日本の地方には、国家並の人材と経済力がある

AKB48とヨシモトの共通点、四つ目は「地方の力を知っている」ということだ。

 

AKB48は名古屋にSKE48を作り、大阪にはNMB48、博多にはHKT48と言う風に不可能と言われていたアイドルビジネスをそれぞれの地方で展開している。

 

また吉本興業では、もっと早い時期から東京や大阪以外にも、札幌や名古屋や広島や福岡に事務所を置き、それぞれ地元でタレントを発掘し活動させている。

 

最近は全国47都道府県に社員と芸人を住まわせそれぞれのお国情報を集めると言うこともやり出した。

 

こういう風に、芸能事務所が東京大阪以外で地方展開をしているのは、他には見あたらない。

 

これもこの二つの組織に共通で、特徴的なことである。

 

日本というのは我々日本人が考えるより大きな国で、東京や大阪以外の地方中核都市でも、ヨーロッパやアジアの国くらいの人口と経済力がある。

 

だからその中には優秀な人材もいるし、自分たちのビジネスを成り立たせるくらいの経済力もある。

 

彼らは日本の地方には充分力があり、ビジネスが成り立つと知っているわけだ。

 

ただしそう言う地域圏で成功するには、地元密着で行かなければならない。

 

東京から地方巡業で行くのと、地元で活動するのとでは、受け入れられ方も違うことも、よく知っている。

 



地元の言葉でないと、地元の人は感動させられない

日本には色んな方言がある。

 

これは逆に言うと、独立した文化圏がたくさんあると言うことだ。

 

そんな独立した文化圏の中で成功するためには、その中で生まれ育った人を採用するのが一番良い。

 

なのでAKBグループは、それぞれの地域からメンバーを募り、演目こそAKBのオリジナル公演をコピーするが、MCやテレビラジオで話すのは地元の言葉を使う。

 

今までのアイドルはたいてい、東京に出てきて標準語に矯正されてしまっていたが、AKBの場合は方言も個性としてそのまま使う。

 

話題も地元の話が中心で、目線は地方の人と同じ目線。

 

それが逆に地域での密着感を生み、地域で受けられるということだろう。

 

ただし地元にいるだけでは、肌で成功フォーマットを学ぶことができないので、定期的に東京へ呼んだり、先輩グループと共演させる。

 

テレビや映像で見ているだけでは分からないことも、実際に間近で先輩達を見ることによって、学ばせる。

 

一方のヨシモトの場合も、関西のお笑い文化をベースにしながらも、地元の言葉に翻訳して、地方のお笑いを作る。

 

地方には元々関西のお笑い文化など無いわけだから、たとえば「なんでやねん」という言葉も地元の言葉でこれに近い言葉を見つけて使う。

 

つまり関西のお笑いを、地方にそのまま持っていっても、これは関西弁というベースがあるから成り立つわけであって、他の地域では響かないし受け入れられにくい。

 

地元の人間を腹から笑わせるには、彼らの腹に落ちるような言葉でないといけないから、地元の言葉を使わないと地方ではダメなのだ。

 

そういった地域特有のカスタマイズを行えるのは、やはりその地域出身者でないとこなせないので、地方展開には、その地域の出身者でないとダメって事だ。

 

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