実質GDPは増えている。給料は増えないが、買えるモノは増えている。

実質GDPは増えている。給料は増えないが、買えるモノは増えている。

日本が20年前にやらねばならなかった事。

購買力平価(PPP)でみた実質GDPは成長している!

工業化に成功して豊かになった日本。

 

食べるモノには困らないし、車も住宅も既にたくさんある。

 

こんな日本では、物質的豊かさを求めるハングリー精神が育たないのは当然だ。

 

なので豊かさを求めるための消費が生まれずそのための生産も右肩下がりで減少し続ける。

 

「不況が続いてるから、ハングリーなヤツも増えてるはず」…と言う意見もあるだろうが、実はそんなこともない。

 

というのも98年の大不況前後を除けば、購買力平価(こうばいりょく・へいか)で比べたGDPでは、日本経済も他のG7メンバー国同様、経済成長しているからである。

 

購買力平価(PPP)でみた実質GDPの比較
購買力平価(PPP)でみた実質GDPの比較購買力平価とは、簡単に言うと同じモノを買うために支払う費用を基準にして、通貨の相対価値を決める指標である。

 

たとえばビッグマック1個がアメリカでは3ドルで、日本では300円なら、3ドル=300円ということなので、1ドル=100円だな、という計算方法だ。

 

ビッグマック一個の値段で比べた通貨価値は、特にビッグマック指数などと呼ぶのだが、生活必需品などを一つのバスケットに入れて、それを買うために必要なお金の量で比べるというのが購買力平価(ppp)ということ。

 

これで見ると日本のGDPは増えているので、給料は上がらないが買えるモノはドンドン増えているのである。

 



給料は増えないが、買えるモノは増えている。

購買力平価で比べた日本の実質GDPは、G7メンバー国同様に伸びている。

 

98年前後の大不況期は確かに減ったが、それ以外の時期はちゃんと経済成長している。

 

実質GDPが伸びていると言うことは、給料が増えなくとも買えるモノが増えていると言うことである。

 

ということは何を意味するかというと、日本人はやはりハングリーな状態に置かれているわけではないと言うことだ。

 

食い物もある、車も必要ない、住むところもある。

 

しかも給料は上がらなくても物価が下がっているので、買えるモノはドンドン増えていく。

 

こういう状況では、食い物や車や住宅のために一生懸命お金を稼ぐ気など起こらない。

 

つまり物質的なハングリー精神など生まれようがないし、物質的欲求がないから、物質的な生産は増えない。

 

だから景気刺激策として、エコカー減税やエコカー補助金、住宅減税や住宅補助金などが数千億円単位で行われているが、これが経済成長にはつながらずに、赤字国債ばかり増やすという状態なわけである。

 

人口も増えない、個人消費も増えない。

 

これでは経済成長など望むことは無理だろう。

 

しかし国民的なハングリー精神はなくても、個人的な向上心というのはあるはずである。

 

叶えたい夢もあるだろうし、成し遂げたいこともあるはずだ。

 

ここに日本の経済成長への、一縷(る)の望みがあると思われる。

 

NEXT:AKBはなぜ売れた?ハングリーでなくてもかなえたい夢はある。

 


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