学力世界一のフィンランド教育は、読み書きを徹底的に練習させる

学力世界一のフィンランド教育とは?

教育改革が議論されるとき、よく出てくるのがフィンランドの教育だ。

 

フィンランドとは北ヨーロッパの国で、人口540万人程度の小国である。

 

国土面積は、33.8万平方キロメートルで日本よりやや小さく、人口は日本で言うと北海道くらいの規模の国だ。

 

しかし一人当たりGDPは4万4000ドルで、これは日本の4万2000ドルよりも多い。

 

(2010年のIMFデータ)国際競争力でも世界経済フォーラムのランキングでは、2001年から四年連続で1位とされる国。

 

このフィンランドの教育が注目されたキッカケは、OECD(経済開発協力機構)のPISAテストだ。

 

これは学校に通う15歳の子供を対象に2000年から3年ごとに実施している国際学力テストである。

 

ここでフィンランドは常にトップグループの高位置で、日本より良い結果を出しているのだ。

 

特に2003年には、参加した41地域のなかで、「数学的リテラシー(2位)」「読解力(1位)」「科学的リテラシー(1位)」「問題解決能力(2位)」で、学力世界一フィンランド!などという称号を付けて語られ始めた。

 

2009年は中国の上海に世界一を譲ったが、2003年・2006年の調査では世界一と言っていい成績。

 

なのでフィンランドの教育が、日本と何が違うのか大きな関心を集めたわけだ。

 

2009年のPISAテストではシンガポールや香港、上海などがフィンランドより上位にランクされているが、これらの地域は都市部の狭い地域での成績なので、日本全国と比較するならフィンランドの方が良いと言うことなのだろう。

 

PISA(OECD生徒の学習到達度調査)PISA(OECDのサイト・英語)



フィンランド教育の特徴とは

OECDが2000年から始めた学習到達度調査(略称PISAテスト)。

 

このテストで最上位にランクされたのがフィンランド。

 

フィンランドは北欧の人口500万人ほどの小国だが、2003年・2006年と続けて好成績を取り、学力世界一という称号まで手にするに至った。

 

そこでフィンランド式の教育を日本に取り込もうとして、様々な提案がなされて、実行されているモノもある。

 

たとえばフィンランドでは小学校3年生から英語を学習するが、それに習って日本でも小学校から英語を教えるようになった。

 

では、フィンランド教育の特徴は一体何か。

 

まずはPISAテストの分析から見てみよう。

 

PISAテストの調査対象は義務教育終了の15歳の生徒で、「数学的リテラシー」「総合読解力」「科学的リテラシー」の3つの分野でテストが行われる。

 

まずは総合読解力、つまり国語の力をレベル別に見たグラフだ。

 

義務教育の習熟度の分布 国語読解力 国際比較 2009年
PISA 義務教育の習熟度の分布 国語読解力 国際比較 2009年これをみると特徴的なのが、レベル2以下の低スコア層の割合が、他の国と比べて際だって低いことだ。

 

日本も欧米諸国やOECD平均の40%と比べるとはるかに低い31.6%であるが、フィンランドや韓国はさらにもっと低い割合になっている。

 

フィンランドは24.8%、韓国に至っては21.2%だ。

 

点数の低い生徒の場合、学習障害を持っている確率が高く、難読症(ディスレクシア)の発生率が10〜12%前後であるとすると、この割合の低さは初等教育が徹底して行われないと無理だろう。

 

すなわちフィンランド教育のひとつ目の特徴は、「読み書きを、徹底的に練習させる」という所にあるらしい。

 

しかしどうやってそんなことができたんだろうね?NEXT:フィンランドでは学費も給食も医療費もタダだが、消費税は22%


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