日本の借金が問題になるわけ

日本の借金が問題になるわけ

アメリカの債務より、日本国債残高が問題になるわけ

日本の債務残高(借金)は、約900兆円。

 

一方、アメリカの債務残高は、約950兆円。

 

金額で見てみると、余り大差はないように見える。

 

なのになぜ日本の借金が危ないと言われているのか。

 

それは対GDP比が倍以上違うからだ。

 

日本のGDPは約500兆円、債務残高は約900兆円。

 

GDP比約180%アメリカのGDPは約14.5兆ドル、債務残高は11.5兆ドル。

 

GDP比約80%ユーロの通貨統合条件の債務残高対GDP比60%で考えても、アメリカは少し努力すればユーロに加盟できるレベルだけれど、日本は全く加盟するどころじゃない状態。

 

G7やG20で、日本の財政に対する要求が特別扱いされたのも、債務残高の対GDP比が、とんでもない異常値になっているからである。

 

日本の借金がどれくらい危険な状態であるかは、一目瞭然だろう。

 

しかも日本は、バブル崩壊後のデフレ克服のためと称して、ここ10年ほどで債務を300兆円も増やしているからたまらない。

 

高齢化のピークは2030年頃だと言われているのに、今でもこれだからもう無茶苦茶。

 

さらに根が深いのが300兆円も支出が増えたのに、GDPが全く増えないこと。

 

300兆円はどうやら、全く富の生産に関係ないところに浪費されたらしい。

 

なので債務残高の対GDP比は120%から180%に増えてしまったわけだ。

 

一方、アメリカも債務大国であるが、アメリカはここ10年で、人口も増えて3億人を突破したし、GDPだって10兆ドル弱から14兆ドルへと、4割以上増えている。

 

アメリカと日本、どっちの借金がより危険かは、火を見るより明らかだろう。

 



国債残高よりGDPが伸びないのが問題

日本の債務残高は約900兆円で、対GDP比180%これは世界的にみても、途方もない借金を抱えているってことだ。

 

たとえばどのくらいかというと「ユーロに加盟させて」とフランスやドイツに言っても「100年後ね」と言われて門前払いになるくらいの水準。

 

なぜならユーロに通貨統合するための条件は、債務残高が対GDP比で60%を越えないことだから。

 

180%なんていうとんでもないレベルでは、危なくて仲間に入れられない。

 

借金大国で、ドルを垂れ流していると言われているアメリカでさえ、対GDP比で見ると80%なのだから、途方もない借金なのだ。

 

じゃあそんな危ない国の国債が、なぜ流通できうるのか。

 

一つには「辛うじて国内に国債の需要がある」っていうこと。

 

日本の国債は利回りが低いが借り換え需要がまだあって、償還期限が来ても新しく借り換えることで帳尻を合わせられている。

 

つまり利息だけ払って元金は返さないと言うやり方で、何とかやりくりできているわけだ。

 

国債は市中消化が原則であるが、売れなければ銀行や郵便局に買ってもらったり、日銀引き受けでとりあえずはしのぐという手段もある。

 

もう一つは「日本円が通貨として辛うじて価値がまだある」ということ。

 

日本国債は結局、償還されて日本円になるから、日本円に十分な価値があれば、日本国債の価値も暴落しないってことだ。

 

それにはどうすればよいか。

 

これ以上、借金を増やさずに、GDPを伸ばすしかない。

 

借金を300兆円以上も増やした上に、GDPを全く伸ばせなかったのは、明らかにここ十年の政治の失政であるから、数年以内にリターンが発生しないような投資は全部止めて、税金から安易に収入を得ようと言う連中に、頭を使わせて稼がせればいい。

 

公共性だとか将来への投資なんて、言っている余裕なんかないんだから。

 

そっちは知恵を絞って、タダで何とかしないとね。

 

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