
産業革命による工業化は、
人類に巨大な富をもたらした。
というのも今の我々には、
200年前の王侯貴族でもできなかったような
とんでもない欲求でも満たせるようになったからだ。
先進国や中進国の住民の多くは、
冷暖房完備の部屋に住んでいる。
夏でも冷たい飲み物やアイスクリームを
毎日のように飲み食いしているし、
病気になってもたいていの場合、苦痛の軽減や延命が可能である。
そして日本のどこの街にでもいるような普通の会社員でも、
お金を貯めれば、地球の裏側まで旅行に出かけることができる。
凱旋門が見たくなったらフランスまでたったの13時間。
本場のイタリア料理が食べたくなったら、イタリアまで14時間。
日本の裏側になるブラジルやペルーまでだって、一日かかるかどうか。
200年前なら、イギリスやスペインの王様でも、そんなど贅沢なことはできなかった。
中国の皇帝でも、イタリア料理を食べにイタリアに行くなんて、
簡単に叶えられる話じゃなかったはずだ。
考えてみれば我々はもう、とんでもない世界に生きている。
こんな大変革の淵源が300年前の産業革命であり、工業化って事なのだ。