
2011年3月11日、日本に壊滅的な災害が発生した。
マグニチュード9.0という巨大地震の発生と、
それに伴う1000年に一度の大津波である。
東北から関東までの太平洋岸の
500キロメートルにわたる沿岸線全てに、
大津波は壊滅的な被害をもたらした。
500キロメートルというと、
東京から大阪くらいまでの範囲と言うことで、
死者・行方不明者は、最終的には3万人前後となる見込みだ。
そして巨大地震と津波によって、
福島沿岸にあった東京電力の原子力発電所が制御不能に陥った。
原子炉自体の暴走は緊急停止によって阻止されたが、
その後の核燃料の冷却ができずに、放射性物質が漏れだしたのだ。
非常用電源として期待されていたディーゼル発電機が全て動かなくなり、
原子炉を冷却するための回路も、津波による浸水で動かなくなってしまった。
それによって原子炉内にある核燃料が高熱になり、大災害の危険が生じた。
核燃料というのは、放って置いても核爆発を起こすようなモノではないが、
しかし人体に危険な、ヨウ素131やセシウム137といった放射性物質が含まれる。
チェルノブイリの原発事故では、それが数日にわたって延々放出された上、
軽い放射性物質がジェット気流に乗って世界中に飛散したから大騒ぎになった。