
トフラーのテキストによると、
世界の経済規模は50兆ドルほどだという。
50兆ドルというと、1ドル80円で換算すれば、
約4000兆円で、日本政府の税収の100倍、
日本のGDPの約8倍以上の規模だ。
ところが実はこれは世界の富のウチの半分であり、
もう50兆ドルほどの計算されない富があるのだという。
それはプロシューマ(生産消費者)活動によって
生み出される富で、
非金銭経済による生産なんだという。
プロシューマ活動とは、
「自分のやりたい事は自分でやっちゃうよ」というもので、
たとえば日曜大工で家具を作ったり、
自分の着る洋服を自分で作ったりするような活動のことだ。
そして自分のために作ったものでも、他人に譲ったり他人に使わせる事もある。
たとえば「クッキーをたくさん作ったので、おすそ分けします」
…というのもプロシューマ活動ってことだ。
プロシューマ活動には、日常生活でのあらゆる活動が含まれていて、
たとえば自宅で料理を作って食べるのも、広い意味ではプロシューマ活動になる。
これらはたいていの場合、金銭のやりとりを伴わないので、
GDPに算入されない富だと言うことになるわけだが、
それが少なく見積もっても50兆ドルくらいはあるだろうと言う話である。
しかし大事なことは、非金銭経済の規模の大小ではなく、
これらのプロシューマ活動がもし存在しなかったならば、
金銭経済は成り立たないと言うことである。