
トフラーのテキストによると
情報社会の富の源泉は、情報と知識である。
そして情報とは、
データとそれを取り巻く状況の組み合わせだという。
テキストでトフラーが挙げている例を紹介すると、
たとえば「300株」というのはデータであるという。
300株というのは、株式が300あると言うことだ。
次に製薬会社Xと300株という事項が結びつくと、
ここで「製薬会社Xの株式300株を保有」という風になり、
これが「情報」となるんだという。
そしてこの製薬会社X300株の株価情報と、
無数にあるこの株を取り巻く環境情報の何かを組み合わせたとき、
始めて「知識」という状態になる。
「株式相場は全体として上昇しているが、過熱気味だ」
「医薬品は社会の高齢化に伴い需要が増すので、今後も製薬会社は有望だ」
「この株は2週間前から10日連続で上がっていて、そろそろ伸びが止まった」
「現状では、株を処分して現金化する緊急の状況にはない」
こういう風な別の情報と組み合わせることによって、
この300株を売るか、持ち続けるか、あるいは買い増すか、
という判断をするわけだ。
データ(単位付数値)・情報・知識、と言う三つの要素で、
トフラーは新しい富の体制である「知識供給」が描けるという。