
情報社会の最重要なインフラは、
インターネットである。
インターネットなしに情報社会はあり得ない。
パソコンでも携帯電話でも、
インターネットにつながらなければ、価値は1割以下である。
最近は電話もインターネット回線(IP接続)を使う場合も
どんどん増えてきたので、
ネット回線がつながらないと
電話もつながらなくなる。
インターネットとは、知識や知恵を運ぶ大動脈で、決して途絶えさせてはいけない。
インターネット回線が途絶えると、情報社会の富はすべて消え失せてしまう。
というのも情報社会とは、基本情報を共有して
それをみんなで議論したり、気づかなかったことを指摘してもらったりして
知識をどんどん知恵に変えていく社会だからである。
だから
震災時に最初に回復を目指す必要があったのは、インターネットのハズであった。
ところが私がテレビを見ていた限り、そのことを強調したコメンテーターはいなかったし、
インターネット回線の復旧を毎日催促していたコメンテーターもいなかった。
インターネット回線さえつながっておれば、どこで何が起こっているのか、
何が不足していて、どんな状態なのか、すぐに現地の者が伝えていたはずだった。
ところがインターネット回線の復旧が遅れたために、
何日たっても地域それぞれの情報が世間に知られず、
地震の発生後、一週間も後になって被害の大きさが分かった地域もたくさんあった。
インターネット回線の復旧を最優先で進めておれば、
助かった命が何倍もあったはずである。
インターネットが最重要のインフラであることを、
日本の行政やマスコミがほとんど認識していないことこそ、実は日本の最大の危機である。
情報社会への無理解が
現在の「失われた20年」の最大の原因なのかも知れない。
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