工業化が進み、社会全体に富が増えていくと、
代わりがいくらでもある状態になる。
こういう時代になると、スピード感がない組織は
見捨てられ取り残されることになる。
工業社会は分業と専門化によって大きな富を作り出したが、
情報社会では同時性を重要視しないと、逆に足枷になってしまう。
そしてビジネスマンも消費者も、時間に対する感覚がドンドン変わっていく。
つまり「遅いのは罪」「遅いのはいらない」「今日欲しい、明日だったらいらない」
そう言うのが普通の感覚になっていくわけだ。
しかし社会全体が、そういうスピード感を持っているわけではない。
消費者、つまり一般国民や一般市民はそういうスピード感だが、
全くそのスピード感についてきていない組織や仕組みが山ほどある。
トフラーのテキストによると、
一番の猛スピードで走っているのは「企業」だという。
トフラーは時速100キロで走る車だと表現している。
そしてその次は、社会に変化を求める社会団体。
たとえば反企業団体や環境保護団体、カトリックや仏教・新興宗教団体、
職業団体やスポーツ団体、税金嫌いの団体などの社会団体だという。
これらは現在の世界に対して様々な不満があり、その変革を求めている。
それ故に猛スピードで走る車だという。時速90キロ。
そして時速60キロで走っているのが、アメリカの家族。
労働組合は時速30キロ、政府の官僚組織は時速25キロ、
アメリカの教育制度は時速10キロ、そして国際機関は時速5キロ
政治制度は時速3キロ、そして法律は時速1キロ…
どんなに世の中のためになるような事業があっても、
役所が規則などを理由に許可を出さなかったり、法律を改正する必要があったりすると、
やっぱりどんどん利益は失われて行くし、新しい犯罪もはびこることになる。
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情報社会に至る道のり