民主主義・デモクラシーとは何か
民主主義・デモクラシーとは何か。
日本で民主党政権が誕生したり、アラブの民主化運動などが起こり、果たして民主主義とはどういう定義なのか、気になって調べてみた。
ところが何冊か政治の本を取り寄せたり、インターネットで調べてみたりしたのだが、どうもハッキリした定義や納得できる理論が見当たらない。
つまりどういうのが民主主義で、どういうのが民主主義ではないのかが、全くよく分からないのである。
これでは何が民主的で、何が民主的でないのか、判断できずにもやモヤモヤするはずである。
民主主義を語るにも、定義がハッキリせず、判断する目安がなければ、議論しようがない。
なので色々調べて自分なりに、民主主義を定義してみることにした。
それによって、民主党政権はなぜ失敗したのか、日本に二大政党制が定着しない理由を、色々と考えてみたい。
しかし民主主義・デモクラシーを定義するためには、どういう方法でアプローチすれば良いのか。
それがなかなか思いつかなかったのだが、ある日、ふとその方法に気がついた。
その方法とは、民主主義的でないものを調べることだ。
世界の政治体制や政治関連のニュースを眺めてみても、「民主的だ」とか「民主的でない」と思えるモノがある。
こういう判断ができると言うことは、そこには何かハッキリした法則があり、わかりやすい境界線があるからだろう。
つまり「民主主義でないもの」から「民主主義」が定義できるんじゃないかということだ。
そして民主主義的でないものをまとめて、「国民搾取主体」と名付けることにした。
国民搾取主体とは簡単に言うと、国民から自由や財産を過剰に奪おうとするグループで、民主主義とは、その逆を行うモノだという定義である。
この定義で、どこまで説明できるかは不明だが、とにかく考えてみた結果をこのサイトに積み上げていくことにする。
民主主義について考えている人の、参考になれば幸い。
ということで私的民主主義論を始めよう。