ビジネス必修化で、子供が変わる?

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ビジネス必修化は、すぐに効果が現れるだろう。

 

というのも子供に勉強の目的を与えることになるからだ。

 

子供は色んな科目を勉強する目的が分からない。

 

なぜ国語や算数をやるのか。

 

なぜ理科や社会をやるのか。

 

やっていることが一体何につながるのか?80年代までは勉強する目的は簡単だった。

 

それは「出世して、家を建てること」。

 

「良い大学に入り、良い会社に就職して、給料をたくさんもらって、自分の家を建て、豊かに暮らすこと」これが多くの日本人の目標であって、そのために勉強し、そのために働いていた。

 

実は私もそんな子供の一人で、貧乏人には学歴くらい無いと生きていけない、そんな思いで新聞を配りながら勉強して大学に入った。

 

しかし今やそんな事のために、勉強している子供は少数派だろう。

 

しっかり勉強している子供というのは、たいていはお金持ちの子弟の方であって、医者になりたい、弁護士になりたい、…などと明確な目的を持って勉強している一方、庶民の子供はというと、毎日家でレトルトの美味しいご飯を食べて、テレビアニメを見て、ゲームをして遊んでいるだけだ。

 

友達が行くから自分も学校へ行って、特に目的もなく勉強している状態。

 

これでは目的意識なんてないわけだから、身が入るはずもなく何も頭には残らない。

 

だから楽しみなのは給食と体育だけで、逆に退屈な時間をいかに過ごすかという良くないスキルばかり身に付いてる。

 

自分自身の目的がなければ、そうなるのは必然だろう。

 



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日本の教育の目的とは?

日本の教育というのは、一体何を目標にしているのか。

 

国は何のために教育を行い、生徒は何ののために勉強するのか、学校で聞いた記憶もないし、意識させられたこともない。

 

そこでウィキペディア(教育基本法)およびウィキソースの記事を読んでみると、教育の目的として第一条にはこう書いてある。

 

教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

 

第二条ではもう少し具体的に
  1. 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。

     

  2. 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。

     

  3. 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。

     

  4. 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。

     

  5. 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

     

(2006年(平成18年)12月22日に公布・施行)
とある。

 

具体的に書かれているようで、実はこっちの方が分かりにくいね。

 

後に続く第3条は生涯学習の理念、第4条は教育の機会均等についてで、第1章はここで終わりだ。

 

どうもこの教育基本法には、人格形成に重点が置かれていて「豊かな社会を作る人間を育てる」というような、社会を良くするための人材育成理念は含まれていないような感じだね。

 

公務員からしてみると、一般市民は、お金や経済のことは、知らなくても良いという事かな?NEXT:

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