単位や規格を定めることで、単位や規格にあっていれば
世界中どこで作っても使えるモノを作ることができる。
国際単位系では、MKSAに加えて「ケルビン」「モル」「カンデラ」を加えて
SI国際単位系というもので単位を統一して使っているが、
こういう風に部品や作業を標準化して規格とすることによって、
できあがる商品やサービスの最低限の品質を保つことができる。
標準化や規格化は、なにも工業に限ったことではない。
医者は患者が来ると決まった手順で問診をし検査をするし、
コンビニやスーパーでは、お客さんが来れば
「いらっしゃいませ」「こんにちわ」などと挨拶するが、
あれも規格であり作業の標準化である。
作業を標準化して規格化すれば、特に優れた才能を持たない人間でも、
富を生み出すことができる。これが工業社会の原理だ。
また規格を守りさえすれば良いというのであれば、
部品のみ製造すると言うことも可能になるから「専門化」が起こる。
タイヤメーカーはタイヤだけ造って商売にしているし、
薬品メーカーは特定の薬品だけ造って商売にしている。
これだって車のタイヤの規格が決まっているからこそ成り立つことであって、
もし自動車のタイヤの大きさが一台ずつ異なっていたなら、
量産もできないし安く造ることもできない。
部品の専門メーカーがなければ自動車メーカーも、
エンジンや車体だけでなく、全ての部品について研究開発せねばならず、
製造コストがかさむことになる。
工業社会というのは、こういう標準化され規格化された部品やサービスを、
専門化された多くの企業が生産することによって支えられているわけである。
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工業社会は、全てを時間とお金で考える