情報社会の産業立地とは


情報社会の産業立地とは

情報社会の富には「重量」がない。

産業というのは、どこでも成立しうるものではない。
製造コストや輸送コストが最小になるような場所でないと、
産業が発達すると言うことはない。

農業の場合は、都市への輸送コストによって農地の利用法が定まったが、
工場の立地は、原材料の輸送コストやエネルギー調達コストと、
消費地への輸送コストなどで決まる。

たとえば内陸部で製鉄を行う場合は、石炭がでる炭坑と、鉄鉱石の鉱山と、
消費地を結んだ三角形の内側になるというイメージだ。

また海上輸送やトラック輸送が主流になり、
エネルギーとして電力が使われるようになった20世紀には、
原材料を大量に搬入できる臨海部や大きな川の沿岸に、
大きな工場が集まるようになった。

これらは全て、原材料の調達地との距離や、市場との距離による制約である。

ところが情報社会で生産される高付加価値商品やサービスは、
無形であるか、恐ろしく軽いモノばかりである。

高付加価値(こうふかかち)というのは、要するに高く売れるモノということだが、
情報社会では、金融やソフトウエア、テレビ番組や音楽、旅行(の予約)などで、
これらは輸送費などかからないので、消費地の近くで生産しなくても良い。

またパソコンなどの情報集約型商品も、一つ一つの部品は軽いモノだから、
航空機で運んでも1コ当たりの輸送費も、タカが知れているわけである。

情報社会の富には「重量」がないので、世界中のどこで作っても良いってことだ。

NEXT:情報産業が、季候の良いところに集まるワケ

情報社会の産業立地とは
≪産業はなぜ、そこに集まるのか

情報社会の産業立地とは


★農業革命から産業革命へ

富とはお金ではない。富の定義とは
人類が国を作り、戦争を始めたわけとは
農耕社会とは農業が富の源泉の社会
大航海時代の幕が開き時代が動き出した
ジャガイモとカブで農業革命が始まった
土地の囲い込みと賃金労働者の誕生

★産業社会から脱産業社会へ

産業社会では庶民でも貴族並みの生活
産業社会のキーワード標準化・専門化
産業社会は、全てを時間とお金で考える
時間厳守は、産業革命以降の習わし
モノが行き渡った経済で起こったこととは
同時化できない産業・組織が足を引っぱる

★情報社会のオキテ

情報社会に至る道のり
時間と距離がゼロになる時代
スタートレックのような世界が実現
情報の非対称では稼げない時代
働き方も家族の時間もバラバラな時代
アドホックな世界の到来

★一瞬で経済が破綻する時代

加速化・不規則化・連続化する世界
アジア金融危機・不況はいつも隣にある
逆資産効果とデフォルト
ソブリン債リスクとユーロ危機
失われた10年と信用創造
恐怖の信用収縮とデフレ
国債は、円建てだから大丈夫?
日本の借金が問題になるわけ

★情報社会の産業立地条件とは

事業税を先にゼロにした国の勝ち
情報社会の産業立地とは
情報産業が、季候の良いところに集まるワケ

★情報の価値

知識は線型でない、無形の非競合財
知識の覚えておくべき特徴とは
知識そのものの価値は、ゼロか100
知識は秘密だから売れる
知識、お前はすでに死んでいる

★日本の危機は情報社会への無知

公共投資が役に立たなくなったわけ
乗数効果、1万円使えば5万円に増える?
消えた300兆円はどこへ行った?
波及効果がないと公共投資はムダ
波及効果がある公共投資はもうない
事業税ゼロ・消費税アップが日本を救う
東日本大震災が見せてくれた日本の危機
放射能は対処を知っておれば怖くないが
原発事故で見えた日本の本当の危機とは
最重要インフラがこんな体たらくとは
インターネットは子供の遊びではない

★プロシューマとタダ飯が拓く明日

世界のあり方を変えるプロシューマとは
タダ飯が世界を変えるって何?
50兆ドルの経済を支えているモノとは
病院に行くと殺される?
日本の医者不足が起こったわけ
医療はきわめて地方の問題
加速する医者離れ・病院離れ
年金は、現物支給に切り替えろ
若きプログラマが無給で創った世界
労働なきところに富が生まれる時代

★リンク

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