トフラーのテキストによると、
アメリカでは院内感染で死亡する患者が9万人もいるという。
さらに医療事故で死ぬ患者の数も4万4千人以上いるという。
院内感染というのは、何かのケガや病気で入院したが、
病院内で別の感染症にかかってしまうことを言うのだが、
それによって死亡する人間が九万人もいて、
車で事故死する確率より高いというのだからビックリだ。
入院したら、交通事故ならぬ医療事故で
死ぬ可能性があると言うことを
意識しなければならない時代になったってことだ。
また旅客機の発達によって世界中を飛び回る人が増えた結果、
様々な新型インフルエンザなどの感染症・伝染病の流行を
国境で食い止めることができなくなった。
最近では老人性の肺炎などでなくなる人もニュースになったりもするが、
つまり感染症・伝染病に対して有効だった従来の医療が、
今やまた感染症・伝染病によって大きく脅かされているわけである。
そしてその一方で、人々の死亡原因は、心臓病・ガン・脳卒中など、
治療に多額の費用がかかるモノばかりになり、
加えて認知症・老人ぼけなど、介護が必要な人口も増え、
医療費や介護費用増大の大原因になっている。
こうして医療への需要や支出が増え続けているのにもかかわらず、
なぜか病院の経営が赤字化して、公立病院すら閉鎖の憂き目にあっている。
需要が増しているのに、供給が減る。異常事態である。
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日本の医者不足が起こったわけ