工業社会で人々は、時間と空間に縛られる生活を余儀なくされた。
たとえば朝9時に学校や会社の自分の席や、
工場の所定の位置にいなくてはならなかった。
サービス業のようなものでも、
決まった時刻に決まった場所にいなくてはいけなかった。
工場は工業地帯に密集しているので、
労働者は工場のある周辺に住まなくてはならなかったし、
サービス業で働く人々も、
ユーザーや消費者がいる近隣地域に済む必要があった。
しかしパソコン上でできる仕事であれば、
インターネットにつながってさえいれば、
今やどこにいようと大差なくなってきた。
たとえばテレビショッピングなどで注文を受け付けるコールセンターは
沖縄や仙台、札幌にたくさんあるし、
NTTの電話案内なども全国各地にコールセンターを設けている。
中国の大連での日本語熱を幸いにして、大連にコールセンターを設けている企業もある。
以前は電話というと、電話会社が業務を独占していた上、
距離に応じた形で電話料金の体系ができあがっていたので、
電話をかける場所と電話が受ける場所が遠距離だと膨大な電話料金がかかっていた。
しかしインターネット網を使ったIP電話が普及したために、
国内であろうと海外であろうと、本当に安価に電話することが可能になった。
英会話などの外国語のインターネットを使ったレッスンなども、
時間帯によってつながる国が変わり、アメリカの人と話したり、イギリスの人と話したり、
インドの人と話したり、インドネシアやフィリピンの人と話すなんて事もある。
商品やサービスを購入する人は、
インターネットにつながった情報端末があれば、
いつでもどこでも商品やサービスを購入できるし、
一方、商品やサービスを販売する人も、
お客さんの近くにいなくても商売ができるようになったというわけだ。
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スタートレックのような世界が実現