パソコンとインターネットの普及によって、
医者と患者の関係は劇的に変わってしまった。
医療は分業化と専門化によって大きく進歩したわけだが、
それが逆に自分の専門外の知識に疎い医師を生むことになってしまった。
医者は、自分の専門外の病気の治療法については、
古い知識しか持っていないことがあり、
それ故、賢くなった患者を納得させることができず、診療時間は長くなる。
天下り的に治療法を押しつけ、3分診療で良しとする医師や病院は、
ネット上の口コミなども手伝って、どんどん不人気になって閑古鳥が鳴くようになる。
一方、患者はと言うと、
血圧計などの各種家庭用医療機器を購入し、検査キットを利用し、
そして病院や医院ではなく薬局、整体やマッサージ、東洋医学などの代替医療で
自分の抱える健康問題を解決しようとしている。
そしてもっと進んで、自分の健康を維持するために
サプリメントやエクササイズを利用し、積極的な健康維持に努めている。
ウィキペディアの
代替医療の記事によると、
アメリカでは、1990年には代替医療を利用する回数が従来医療を上回り、
しかも学歴が高い人、収入の多い人、知識人層など時代を先導してゆくとされる人たちほど、
代替療法のほうを評価し、積極的に利用しているという。
ラジオ体操の起源は、アメリカの生命保険会社が普及させたということだが、
生命保険会社や医療保険会社など、顧客の健康が自社の利益になるような企業では、
さらに顧客の健康増進のために、定期的な検査などを実施して
顧客に疾病リスクを伝え、早期の対応を求めたりし始めるだろう。
そうやって人々や企業や保険会社がプロシューマ活動を熱心に行い始めると、
医療費もドンドン減って行くし、人々は自分なりの健康を手に入れることができる。
もちろんその間に、多くの医者が廃業し、病院が潰れるだろうけれど。
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