国債残高よりGDPが伸びないのが問題
日本の債務残高は約900兆円で、対GDP比180%
これは世界的にみても、途方もない借金を抱えているってことだ。
たとえばどのくらいかというと
「ユーロに加盟させて」とフランスやドイツに言っても
「100年後ね」と言われて門前払いになるくらいの水準。
なぜならユーロに通貨統合するための条件は、
債務残高が対GDP比で60%を越えないことだから。
180%なんていうとんでもないレベルでは、危なくて仲間に入れられない。
借金大国で、ドルを垂れ流していると言われているアメリカでさえ、
対GDP比で見ると80%なのだから、途方もない借金なのだ。
じゃあそんな危ない国の国債が、なぜ流通できうるのか。
一つには「辛うじて国内に国債の需要がある」っていうこと。
日本の国債は利回りが低いが、借り換え需要がまだあって、
償還期限が来ても新しく借り換えることで帳尻を合わせられている。
つまり利息だけ払って元金は返さないと言うやり方で、何とかやりくりできているわけだ。
国債は市中消化が原則であるが、
売れなければ銀行や郵便局に買ってもらったり、
日銀引き受けでとりあえずはしのぐという手段もある。
もう一つは「日本円が通貨として辛うじて価値がまだある」ということ。
日本国債は結局、償還されて日本円になるから、
日本円に十分な価値があれば、日本国債の価値も暴落しないってことだ。
それにはどうすればよいか。
これ以上、借金を増やさずに、GDPを伸ばすしかない。
借金を300兆円以上も増やした上に、GDPを全く伸ばせなかったのは、
明らかにここ十年の政治の失政であるから、
数年以内にリターンが発生しないような投資は全部止めて、
税金から安易に収入を得ようと言う連中に、頭を使わせて稼がせればいい。
公共性だとか将来への投資なんて、言っている余裕なんかないんだから。
そっちは知恵を絞って、タダで何とかしないとね。
NEXT:
≪アメリカの債務より、日本国債残高が問題になるわけ