日本国債が暴落しないという根拠としては、
日本国債の殆どが
円建てで発行されていると言うことがある。
円建て(えんだて)というのは、簡単に言うと、
日本円で借金して日本円で返済する債権だと言うことだ。
たとえば9万円で売って10年後に10万円を返すという形になる。
だから償還期限が来れば1万円札を大量に刷って、
それを渡してしまえばいい、と言うのが大雑把な根拠である。
アルゼンチンが国債の債務不履行宣言(デフォルト)を強いられたのは、
アルゼンチンの国債がドル建てで発行されていたからである。
ドルで借金したモノだから、ドルで返す必要があったわけだが、
貿易がふるわなくなったので、ドルが稼げずギブアップしたわけだ。
ギリシャやアイルランドのソブリン債や国債の問題も、
自国通貨ではなくユーロ建てだから、返済能力を問われているわけだ。
では日本やアメリカのように、自国通貨建てで国債を発行している場合、
国債は安全なのかというと、もちろん全然、安全ではない。
日本のGDPは約500兆円、債務残高は約900兆円。GDP比約180%
アメリカのGDPは約14.5兆ドル(2010)、1ドル83円なら1200兆円だが、
アメリカの債務残高は11.5兆ドル、日本円で約950兆円。GDP比約80%
しかもどちらの債務残高も、まだ増え続けている状態だから、
基本的に、これらの借金を完済することは当面不可能なのだ。
じゃあなぜ、アメリカの国債も日本の国債も
AAAとかAAと格付けされて取引きされているのかというと、
アメリカ・ドルや日本円に対する信用が、他の通貨よりあるってことだ。
お金というのは所詮、紙切れに信用がくっついただけのモノだから、
信用されるかどうかだけで、こうやって取引きされているわけである。
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日本の借金が問題になるわけ