
原発事故での危険は、大きく分けると二つある。
一つは直接放射線を大量に浴びることによって、
生命が危険さらされると言うことである。(外部被爆)
放射能(放射性物質)がなぜ危険かというと、
放射線が細胞のDNAを破壊するからである。
DNAが修復できないくらい破壊されると、
その細胞は細胞分裂できなくなり、新陳代謝が止まる。
つまり大量に放射線を浴びると、
脳や内臓のDNAが破壊され、一週間以内に生きていけなくなってしまうのである。
チェルノブイリの原発事故での直接の死者は3000人いると言われるが、
そのほとんどが消防署員だったり清掃員だったり、軍人だったという。
原発が火災だというので、みんなが何の防護もせずに消火活動した結果、
大量の放射線を身体に浴びて、夜になるとみんなバタバタ倒れていったらしい。
また放射性物質を体中に浴びたまま、そのまま家に帰った者もいたらしい。
事故当時(1986年)、原発周辺の住民には、放射能の危険が周知されておらず、
どう対処すればよいかという知識が与えられていなかった。
そのために、死なずに済んだ人間が山ほど死ぬことになったわけで、
知識のあるなしが、いかに人の生死を分けるかという一つの実例だろう。
そして原発事故によるもう一つの被害が、放射性物質の拡散である。
原子炉内で生み出された様々な放射性物質・放射能が、
原発の周辺に飛び散ることによって、
広い範囲の人々の命や健康に大きな被害を与えるのである。
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放射能は対処さえ知っておれば問題ない、が